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こんにちは、吉田ひとみです。

2週間前に書いたこちらのコラム、多大な反響をいただきました。
ご意見ご感想のメール、Facebookでのシェア。

皆さんの興味関心の高さがうががえました。

 

さて、実はこのコラムに、クレームが来ました。

「愛のない一方的なコラムだ」
「産後、どうしてもすぐに動かざるを得ない人が世の中にいること、
あなたはご理解していらっしゃるのでしょうか???」
「ここまでけなされ、馬鹿にされるとは思いません…

よしだ ひとみさんの投稿 2016年9月21日

 

わたしは、このご意見をいただいて、余計に「もっと世間に知ってもらわなければならない」という結論に達しています。

なぜ、そういう結論に達したのか?

今日はそれをお話ししたいと思います。

では、以下がいただいたメール本文です。ご覧ください。

「何とも愛のない、一方的なコラムだと感じました。

わたしは、里帰りできなかったので、出産後は主人と2人で乗り切りました。

子どもも、わたしも、主人も元気です。

産後すぐに家事などもしました。

誰にも頼れなかったからです。

主人が仕事のときは、子どもと2人っきりでした。

不安でしたし、更年期になってからが辛いとも聞いていました。

産後、どうしてもすぐに動かざるを得ない人が世の中にはいること、あなたはご理解していらっしゃるのでしょうか?

でも、そうしたくてもできない人が世の中にはいますよ。

あなたがおっしゃることはごもっともです。

ほめられたことではなかったとはいえ、ここまでけなされ、馬鹿にされるとは思いませんでした。」

 

いかがでしょうか?

文面からは、わたしが書いたコラムにお怒りになっているようにうかがえます。

では、コラムの内容を否定されているのでしょうか?

あなたがおっしゃることはごもっともです。

どうやら、NOのようです。

子どもも、わたしも、主人も元気です。

ですが、コラムの内容とは違って、まだ不調等は感じられていないのだと思います。

 

否定派でしたら、「元気ならいいじゃん!!」と突っ込みたくなるところですが

でも、気になるのはなぜなのでしょう?

それが、ここにはっきりと現れています。

 

誰にも頼れなかったからです。

不安でしたし、更年期になってからが辛いとも聞いていました。

そうしたくてもできない人が世の中にはいますよ。

 

彼女は「そうしたくてもできない人」だったのです。

誰にも頼れなくて、不安だった。=「本当は誰かに頼りたかった」んです。

 

でも、ご主人がいない間がんばった自分を認めてほしい、こんなにがんばったのに!

 

なのに、わたしのコラムを読んだら「私のできなかったこと」が「言い訳」と表現されていた。
ゆるせない・・・

この怒りの感情を、「愛がないコラム」と柔らかく表現して送ってくださったのかと思います。

何人かのセラピストの方々も、この方の気持ちを察して、同様の分析をして送ってくださいました。

 

では、どうすればいいのか?
分析して終わりではいけないのです。

 

まず、そもそもわたしがなぜこのコラムを書いたのかというと

①「妊婦の周囲の人間」に知ってもらうため。

そう、これが1番です。

そして

②妊婦本人に知ってもらうため です。

 

さきほどの産後ママさんのメールからわかったことは

本当は頼りたいのに、頼れない人たちが実在するということ

 

その理由は、実家を頼れない、ご主人の理解が得られない、理解はあるけど環境が整えられない
なんとなく知っていたけど「優先順位」がここまで高いとは知らなかった(理解が浅い)など・・

色々あるかもしれません。

 

優先順位の高さについては福田陽介さんがこう表現してくださっています。

 

ひとみさんは優しく説明してくれていますが、ボクは男目線で。

「イクメンと言うのであれば、自分の妻の産後安静くらい、死に物狂いで確保したまえ」

「妻は死に物狂いで母になったのだ、夫はどうやって父になるというのだ」

以上。

フクダ ヨウスケさんの投稿 2016年9月16日

 

ですから、まずするべきことは何か。

 

全員が、「産後安静の優先度の高さ」を認識することなんです。
福田さんの投稿のように、まずご主人が強く認識してくれたら、これほど心強いことはありません。

 

しかし、もっと大きく捉えたとき、本人、ご主人、ご家族だけではいけないのです。
環境が整えられない理由は、ご主人の会社の社長や上司にもあるでしょう。
地域にサポート制度が充実していないせいもあるでしょう。
あったとしても、広まっていない(広めることに力を入れていない)せいもあるでしょう。

ご本人とその家族だけではなんともならない問題なのです。

 

だから、まず全員が認識することが必要なのです。

Facebookのシェア先でこんな話題が上がっていました。

「産後3週間の3食宅配サービスがあればいいのに」

↑これ、不可能な話ではないですよね?

 

多くの人の認識が高まり、需要が高まれば、それに応じたサービスというのは
生まれてくるものです。

行政や国に伝われば、制度が変わってくるものです。

会社に伝われば、制度そして人からの目が変わってくるものです。

 

個人へのアプローチでは解決できない問題をもっと上流から解決すること

これを産業医学(エルゴノミー)の視点といいます。参照→http://www.iairjapan.com/archives/2647

 

以上、一言でまとめますと

 

「全力でママを守れ!!!」

そのためにできそうなことは、全力で考えよ!!

 

そういうことでした。

 

みなさまのご家庭が、健康で明るく満ちあふれたものでありますように。

それでは、お読みいただきありがとうございました。

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