『皆さん、かたいけのぉ?』コラム

第6回「回復期病棟にCVA患者様が多い理由から考える!! Part5」

皆さん、こんにちは!!

IAIR関西支部 認定インストラクターの森木です。

 

今回のテーマは、

 

質問・声かけで注意したいこと」です。

 

Part4をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。

↓↓↓

第5回「回復期病棟にCVA患者様が多い理由から考える!! Part4」

 

CVA患者様は、しばしば病棟生活において

 

セラピスト目線だと危険に感じる行為や

指導した自主トレーニング・動作方法を行わなかったりすることがあります。

 

このような場面にて直面した時、どんな声かけをしていますか?

 

僕の周りでは

 

「危ないですよ!何でそんなことするんですか!」

 

「自主トレーニングせっかく作ったのに、どうしてやらないんですか?」

 

こんな感じの声かけが多いです。

 

しかし、ほとんどの場合このような声かけでは改善しないことの方が多いです。

 

ここで考えていきたいのが

 

そもそも「なぜ」CVA患者様はこのような行動をとってしまうのでしょうか。

 

僕の考えとしましては、

 

CVA患者様は、回復期病棟に転床されても

 

意識障害や注意障害、その他様々な症状が残存してしまっていることが多く、

 

自分の置かれている状況や自身の身体の状態を正確に理解することが困難なためと考えます。

 

この場合は、長期的にアプローチして問題となっている症状を改善していく必要があるのですが、

 

そのためには「ラポール」の形成が不可欠です。

 

ですが、先ほどの僕の周りで行われている声かけでは

 

危険行為や自主トレーニングが定着しないだけでなく、

 

最悪の場合、

 

関係性が崩れてしまう可能性があります。

 

そうならないために、

 

押さえておくべきポイントがあります。

 

それは、とてもシンプルです。

 

声かけや質問をする際に、

 

『「Why(なぜ?)」を避けること』です。

 

これは、CVA患者様に限ったことではありませんが、

 

「何でこんなことも出来ないの?」

 

「どうしてそんなことするの?」と言われた時に

 

自分でもよく分からない時ってありますよね。

 

僕はあります。(笑)

 

もし、その状況を何とかしたいのであれば、

 

今後は「What(何)」や「How(どのように)」に表現を変えて

 

質問や声かけをしてみるのはどうでしょう。

 

例えば、、、

 

危険行為をしている時を見かけた場合は

 

注意するよりも先に

 

「何か気になることがありましたか?」

 

「どうされましたか?」

 

などの気遣う姿勢での質問や声かけを行うと、

 

「何が」その人に、その行動をとらせたかを理解し、

 

改善策を考えることが出来るかもしれませんね。

 

今日のところはここまで。

 

次回は、「傾聴→承認→質問を通じて最も必要なスキル」

 

に関してお伝えしたいと思います。

 

最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

 

国際統合リハビリテーション協会

関西支部 認定インストラクター

理学療法士 森木 良平