『皆さん、かたいけのぉ?』コラム

第11回「回復期病棟にCVA患者様が多い理由から考える!! Last Part

皆さん、こんにちは!!

IAIR関西支部 認定インストラクターの森木です。

 

今回で、回復期シリーズ最終回となります。

 

Part9をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。

↓↓↓

高次脳機能障害に対するリハビリの捉え方

 

これまで様々な視点からコラムを書かせて頂きましたが、

 

最後にお伝えしたいテーマは、

 

『リハビリの効果を分かち合う』ということです。

 

皆様、患者様とリハビリの効果を分かち合っていますか?

 

最近はリハビリ中にアプローチ内容の説明を行うセラピストや

 

前後評価を行っていないセラピストが多い印象があります。(特に、回復期の…)

 

なぜでしょうか?

 

僕の考えとしては、、、

 

回復期での入院期間は、急性期と比べて長く、

 

『1ヶ月単位での目標』を定めている病院が多いからであると考えます。

 

これ自体は何の問題もありません。

 

しかし、回復期は、ほとんどの病院で365日

 

休まず、毎日、リハビリを行っている病院がほとんどです。

 

毎日リハビリを行っているということは、

 

1日の休みもなく、リハビリを行っているということです。

 

これはすなわち、運動負荷の問題だけでなく、

 

精神的な負担も少なからずあると思います。

 

それなのにも関わらず、

 

1日、1日、1回、1回のリハビリで

 

『良くなっている』と本人が実感出来ないのは、

 

サービスとしていかがでしょうか?

 

僕は、医療は、医療サービスという商品を売っていると思っております。

 

決して、善意・ボランティア精神だけで行える仕事ではありません。

 

お金を患者様から頂いているのです。

 

現在のリハビリテーションは、『出来高払い』で報酬を頂いている以上、

 

1回ごとに満足していただくのが

 

当たり前ではないでしょうか。

 

仮に、その満足を得られるのが、

 

1ヵ月先なのか? 2ヵ月先なのか?

 

満足が得られる時期を明確に出来るのならば良いですが、

 

リハビリの場合、1ヵ月・2ヵ月先に得られる結果は、

 

『本人様の頑張り』が大きいです。

 

どんなに有効なテクニックであったとしても、

 

セラピストがアプローチしたことが直結している場合は少ないと思います。

 

だとすると、

 

セラピストが出来ることは、

 

毎日のリハビリで即時的にでも効果を出し続け、

 

 

『患者本人の目標達成に対するモチベーションを高く保ち続けさせること』

 

 

ではないでしょうか?

 

そのために、日頃のリハビリにおいて

 

毎回現在実施している治療アプローチが効果的なのかを検証するために

 

『前後評価』を行い、

 

良くなったら、患者様とともに喜びあい、アプローチを継続。

 

変化が無かったり、悪化したなら、そのアプローチは中止し、別のアプローチを検討。

 

この流れで、リハビリを進め、試行錯誤していく必要があると思います。

 

その試行錯誤の中で、患者様とセラピスト側で、信頼関係が生まれます。

 

これが、リハビリの効果を分かち合うということであり、

 

本来の姿であると、僕は、考えます。

 

長々と書いてしまいましたが、

 

これで、全10回でお送りしてきた『回復期シリーズ』を終えさせて頂きます。

 

最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

 

国際統合リハビリテーション協会

関西支部 認定インストラクター

理学療法士 森木 良平