こんにちは。

IAIR関西支部認定インストラクターの中野充容です。

 

先日、ADLの根拠に基づくアプローチ~入浴編~にインストラクターとして参加してきました。

そのセミナー内で腸腰筋が出てきました。

 

腸腰筋というキーワード、最近ではリハビリ業界だけでなく、スポーツ業界など様々な分野で注目されている筋肉ですね。

インナーマッスルと言われる筋肉で、注目度が上がってきています。

 

足を持ち上げる時に使う筋肉なんですが、身体の中ではカナリ奥深いところにある筋肉で、そうそう簡単には触れる(感じる)ことはできません。(この前、TVで表層にあるように言っている人もいてましたが・・・)

 

どこに付いているかというと、

 

〇大腰筋

起始:Th12、L1~5

停止:大腿骨(小転子)

 

〇腸骨筋

起始:腸骨窩

停止:大腿骨(小転子)

 

この大腰筋と腸骨筋は滑走が交わるところに癒着が起こりやすくなっています。

癒着していると当然、筋の機能を十分に発揮できなくなるので、この癒着を剝がしていく筋膜リリースを行うと、身体の状態が一気に変わります。

 

トレーニングはしなくても筋膜リリースをするだけで筋の出力が上がります。

筋の出力が上がることで、どういう風に身体が変わるかというと・・・足を上げる力が増すのは当然ですが、片足で立つバランスが良くなったり、普通に立つだけでも足がしっかり地面についているのが実感できたりします。

バランスが良くなるというのは、下半身も上半身も安定しやすくなります。

全身含めてのバランスですから、当然ですね。

 

それだけではなくて、血流が上がりますので、身体が温かくなったり(冷え性)、便秘の人は便通が良くなったり、内臓の疲労を抑えられたりと、身体全身に影響が出やすいです。

 

では、それが患者さんにどのような影響があるかというと、ADL上でいうと歩行。

歩行は8割が片脚立位の状態ですね。

歩行というのは、ほぼほぼ片脚立位でのバランスを保ちながら前方方向に進む動作です。

 

この片脚立位が安定しない、重心が支持基底面から外れてしまうと、ふらつきが出現するということです。

ふらつきが出た時に姿勢を立て直せなかったら転倒になるわけで、本来ならばふらつきが出ない状態にしたいと思います。

 

このふらつきをできるだけ出現させないために腸腰筋の出力が大切で、足を上げる時だけでなく、支えている側の下肢の出力も大切になってきます。

 

もしかしたら、足を上げられない原因も片脚立位側の不安定性にあったとしたら、足を上げることにリハビリの重点を置いていたら、一向に歩行が改善しないかもしれませんので、そんなことも頭の片隅に入れてみて下さい。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回5月3日にアップする予定ですので、楽しみにしていて下さい。

 

IAIR関西支部認定インストラクター

中野 充容