認定インストラクターの岡澤です。

 

皆さんは初回のリハビリの際、どんな評価から始めますか?

 

問診、現病歴の確認、動作分析などなど、人によっていろいろだと思います。

 

しかし、僕の個人的調査によると、

まず「痛み」から聞く人が割と多い!

しかもそれは、維持期(生活期)リハビリの現場で多くみられる傾向です。

 

評価チャートに、痛みの記載がないものはあまりみかけませんが、

まず痛みから入ることを、僕は危険視しています。

 

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それは、リハビリという存在があいまいなものだからです。

 

「そんなことはない!」

「リハビリとはとても有意義なものだ!」

と思われるセラピストの方も多いと思います。

僕も同感です。

 

しかし、リハビリを受ける側の対象者にとってはどうでしょうか?

 

ほとんどの方はリハビリのことを、体操、マッサージといった形で認識しています。(これも個人的調査の結果)

 

そういった対象者にまず「痛み」から聞き取ると、

きっと相手は「そうか。リハビリとは痛いところをマッサージしてくれるのか!」という認識になります。

 

こうなると、相手はマッサージを求めるようになります。

 

皆さんの職場にそういった患者さん、いませんか?

その患者さんへのファーストコンタクト、どのようにとりましたか?

 

リハビリを受ける対象者にとってリハビリはあいまいな存在です。

 

どんなやりとりをするかで、相手のリハビリに対するイメージを作ってしまいます。

 

初めの第1歩をどのようにするか、とても大切です。

 

自分の進めたい方向に進むためには、第1歩目の取り方を考える必要があるのです。

 

患者さんが、リハビリのことをマッサージと勘違いして困るという場合、

実はセラピスト側が自ら進んでそのように患者さんを誘導している可能性があるのです。

 

だからといいって痛みを評価しなくていいということではありませんよ。念のために言いますが。

 

 

維持期リハビリはマッサージから離れられないという、

なんとなくあるイメージに抗いたいと思い、今回のコラムはこんな感じにしました。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

IAIR関西支部認定インストラクター

認定理学療法士(地域理学療法分野)

岡澤 頼宏