こんにちは。認定インストラクターの岡澤です。

 

 

先日理学療法士学会に参加してきました。

 

その中のシンポジウムでは、新卒者への卒後教育が話題としてでていました。

 

 

僕が理学療法士になったのは約16年前ですが、

現在と16年前で比較すると、大きく違ったことが、ふたつ挙げられていました。

 

 

ひとつは皆さんも感じているでしょうが、リハビリ職の数です。

 

 

PTに限っていえば、2000年PTの数は約23,000人だったのが、

2016年約91,000人にまで増えています。

 

平均年齢は33歳だそうです。(自分の年齢が平均を超えていたのがショック)

 

 

そしてもうひとつ。そちらが僕にとって印象的だったことです。

 

 

それは対象者が違うということです。

 

 

現在リハビリ現場では、介護保険領域というのは当たり前の分野です。

 

 

しかしその介護保険、始まったのは2000年なんです。

 

 

法律ができるのは、のちのち予想される事態に備えてのこと。

 

 

つまり2000年にできた介護保険は、

これからその分野への関わりが必要になりますよということになります。

 

 

 

厚生労働省のホームページによると、

2000年4月、介護保険開始時の利用者数は184万人。

2013年4月の介護保険利用者数は471万人。

きっと2017年はもっと増えていることでしょう。

 

 

つまり介護保険事業の利用者さんの17年前の数は、

今の半分以下ということになります。

 

 

通所リハビリの利用者さんや、訪問リハビリの利用者さんが

今の半分以下だと思うと、

リハビリ職の働き方はきっと現在とは大きく違っていたでしょう。

 

 

ではリハビリ職の仕事はどこが中心だったかというと、

病院・施設内の業務が大半を占めていたんですね。

 

 

現在は介護保険領域をはじめとした、

高齢者が対象者として多く関わる機会がありますが、

2000年前後までは入院している人、障害を持った方が

対象者として大半を占めていたということになります。

 

 

対象者が変わってきているというのは、職域としては大きな大きな変化です。

 

 

昔を知るリハビリ職の人は、

考え方を変えなければ対応できない部分も多々あるでしょう。

 

昔を知らないリハビリ職の人は、

知らないがゆえに考えなければならない部分があるでしょう。

 

 

リハビリ職の人の年齢層が幅広くなったために、

同じ仕事をしていても、考え方の根本が違ってきています。

 

 

しかしそんな風に価値観が様々になりつつあるリハビリ職に、

共通していえることがあります。

 

 

それは今の医療は費用対効果が求められていることです。

 

 

そう言うと、厳しい目にさらされている印象を受けるかもしれませんが、

僕はそうは思いません。

 

 

費用対効果と言われるといまいちピンとこないかもしれませんが、

やるべきことは変わらないのです。

 

 

つまり、対象者に関わる際、

「問題点を挙げ、アプローチし、再評価し、問題点を見直す」

という流れに尽きると考えています。

 

 

計画をたてて介入し、再評価することでよりよい関わり方を模索する。

 

それが費用対効果を意識するということを具体的に変換した言葉です。

 

 

それって特別なことじゃないですよね?

 

 

そうなんです。

基本的なことをきっちりとすること。

それが求められていることだと感じています。

 

 

そのために技術が必要だということはいうまでもありません。

 

 

技術を活かし、対象者の生活をよりよいものへと変えるきっかけとなることを

提供していくことで、

専門職たる世間の認識が得られると思っています。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

国際統合リハビリテーション協会 関西支部

認定インストラクター

認定理学療法士(地域理学療法分野)

岡澤 頼宏

 

 

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