認定インストラクターの岡澤です。

 

暑いですね。あまりの訪問車の暑さに溶けるんちゃうかと思ってしまいます。

ちなみに今年の夏はひんやりタオルを首に巻いて暑さに立ち向かっております。

熱中症にはくれぐれもご注意を。

 

 

結果が出しにくいといわれがちな生活期のリハビリ。

なぜそう言われるのか考えてみました。

 

 

考えてみると、「ある間違い」に気づきました。

 

 

 

 

歩けない人が歩けるようになるためには、どうすればいいでしょうか?

 

 

 

予想できる答えは、

歩くための筋力をつける、

可動域を獲得する、

痛みを軽減する

ような措置をするといったことでしょうか。

 

 

 

生活期のリハビリというと、通所リハビリや訪問リハビリが当てはまります。

生活期のリハビリは回数が、入院のリハビリと比較すると、回数が少ないのが特徴です。

 

 

しかも機能障害の改善の期待度が、

急性期に比べると低いということも生活期の大きな特徴です。

 

 

 

介入回数が少なく、機能障害の改善への期待度が低い。

 

 

そんな生活期リハビリの患者さんの筋力を向上させるのは、

なかなか簡単なことではありません。

 

 

 

僕は約15年訪問リハビリに関わっていますが、

筋力向上に関して、急性期と大きく違っていることがあることに気づきました。

 

 

 

それは、「筋力が向上するのは最後」だということです。

 

 

 

どういうことかと言うと、

筋力が向上する前に起きていることが、いくつかあるということです。

 

 

 

そのいくつかのことが起きた結果、「筋力が向上する」のです。

 

 

 

そのいくつかのことをすっ飛ばして、筋力が向上することは難しいと考えています。

 

 

 

例えば、

入院時ADLと、在宅でのADLを比較したとき、

どちらの方が、高い身体機能を求められるでしょうか?

 

 

 

おそらく環境の整っていない在宅ADLのほうが、

高い身体機能を求められるのが一般的でしょう。

 

 

 

となると、

在宅ADL自立を目標とするならば、

少なくとも入院時ADLは自立していないといけません。

 

 

同じように、

筋力向上を図るのであれば、

前提として必要なのは、「生活の変化」です。

 

 

 

僕の意見としては、

  • 生活が変わると、動く量が変わる
  • 動く量が変わると筋力が変わる(向上する)

という順序です。

 

 

 

もう少し踏み込むと、

生活を変えるためには、

患者さんご本人、家族さんが動き方、介助方法を知らなければいけません。

 

 

 

動き方・介助方法を知っているだけでは変わりません。

 

 

患者さん・ご家族が

「自分でもできそうだ」という自信を持ってもらえないと生活は変わりません。

 

 

 

ざっくり説明しましたが、

筋力が向上するといった身体機能が変わるのは、最後なんです。

 

 

 

逆に、筋力が向上することといった機能障害の改善が先に起きるのは、

急性期のはなしです。

 

 

 

これを生活期に持ち込むと、なかなか前へ進みません。

 

 

 

筋力が変わらないと今の状況は変わらないと煮詰まっている場合は、

前へ進むためのプロセスを見直してみると良いでしょう。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

国際統合リハビリテーション協会 関西支部

認定インストラクター

認定理学療法士(地域理学療法分野)

岡澤 頼宏