こんにちは。認定インストラクターの岡澤です。

 

 

はやいものでもう11月も半ばにさしかかりました。

世間ではおせち料理の予約や、年賀状の販売開始など、新年に向けての話を耳にするようになりました。

 

 

さてあなたは学生時代成績は良いほうでしたか?

僕は可もなく不可もなくといったところでしょうか。

少しでも楽をしようと、要領よくやろうとするタイプでしたので、臨床にでて痛い目にあうタイプでした。

 

 

世の中には少しの勉強でよい点数が獲れる人がいる一方、なかなか努力が実らないという人もいます。

 

 

臨床実習生と話をしていても感じるのは、

頭の回転が早い、いわゆる優秀な学生が必ずしも患者さんへの関わりがうまくできるわけではないという実感です。

 

 

あなたも感じているかもしれませんが、勉強のできがセラピストとして一番必要な要素ではありません。

 

 

もちろん勉強はできるにこしたことはありません。できたほうがきっと良いでしょう。

ただ、一番ではないでしょう。

では一番必要なものはなんだと思いますか?

 

 

生活期の現場で約15年働いている僕の実感では、

もっとも必要なのは「人に興味がもてるか」という一点です。

 

 

 

 

急性期はクリニカルパスや、疾患名を意識した関わりがどうしても求められます。

 

 

一方、生活期に近づくほど、

クリニカルパスは通用しなくなりますし、疾患名だけでは関わり方は見えてこなくなります。

 

 

生活期に近づくほど、対象者の「人」としての一面を意識する必要性が大きくなります。

 

 

僕が普段従事している訪問リハビリは、利用者さんの家でおこなうことですので、

特に利用者さんの「人」としての一面を感じることが多くあります。

 

 

置いてあるモノ、

生活空間の空気、

家族との人間関係。

 

 

それらはすべて利用者さんの「人」としての一面を語るものです。

 

在宅ADLもまたその人としての一面ととらえると、

「変えましょう」という声掛けだけではすまないことも容易に感じることができます。

 

 

在宅ADLも性格のように、人としての一面なのです。

 

 

声掛けだけで性格変えるなんてなかなか恐ろしいですよね。。

 

 

声掛けだけでは変わりません。

 

 

じっくり時間をかけて向き合うことで在宅ADLは変わります。

 

 

実際、週1回の介入で在宅ADLが変わる経験を僕は何度もしています。

 

 

中には介入後3年かかって、

訪問リハ開始時寝たきり、立位全介助でも不可、オムツ使用の利用者さんが、

自宅トイレへの移乗軽介助でおこなえるようになったこともあります。

 

 

声掛けでなく向き合うことといわれても、具体的にどうすればいいかわかりにくいですよね。

 

 

ひとつポイントをお伝えします。

 

 

それは、「なぜ今の在宅ADLとなったのか」、そのきっかけを聞いてみてください。

 

 

もしかすると、何か病気をしたきっかけで杖を使うようになったかもしれません。

階段で落ちそうになった経験から、2階あった寝室を1階へ変更することになったのかもしれません。

 

 

「人」に興味を持つと、今まで勝手に想像していたことが、

実は全然違っていたなんてことがたくさんあると思いますよ。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

国際統合リハビリテーション協会 認定インストラクター

認定理学療法士(地域理学療法分野)

岡澤 頼宏