皆さんこんにちわ。
国際統合リハビリテーション協会関西支部の壷内です。

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最近、寒さが一段と厳しく、
あっという間に冬が来ました。

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そして第二回IAIR学術大会から早くも2週間が経ちました。

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実はその学術大会でご講演くださった川嶋朗先生のお話を聴きながら
10年前の出来事が頭の中に浮かんできました。

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「そっかぁ〜そういうことかぁ」

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当時、勤めていた施設に通う70代前半の男性。
DMにより片足切断し常時車椅子を使用していました。

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そんなご自身の病態にも関わらず、
大のコーヒー付きで甘党は抑えることはない様子でした。

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ご家族やスタッフが心配するも
いつも砂糖をティースプーンで4〜5杯入れられています。

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ご本人に言わせると飲む回数は多少加減はしているとのことです。

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しかしある日、皆の心配が現実となりました。

状態が悪化し入院したとの知らせです。

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それから数ヶ月後、、、

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なんともう片方の足も切断されていたのです。

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驚きで声もかけづらい!

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そんな雰囲気が漂う中、

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「これでもう切るところがなくなった

好きなだけコーヒーが飲めるわ!」

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そう言ってこの方は笑っていたのです。

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スタッフに気を使っているわけでもなく
本当にすっきりとした表情で、、、

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人にはそれぞれの価値観があります。

セラピストの価値観を押し付けてはいけない。

単なるセラピストのマスターベーションではダメだ。

計画通り進まないのはセラピスト本意だからだ。

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そんな川嶋先生の言葉がこの時すごく心に響きました。

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セラピストや周囲の人たちは
「もう片方の足がなくなるのは嫌でしょ。」
そんな単純な自分目線の考えで同意を得ようとしていたのです。

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しかし、常に車椅子生活であるこの方にとっては残った片足など必要としていなかった。

そして好きなものを我慢させられる要因で煩わしい足にしか過ぎなかったのでしょう。

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まあ切断だけがリスクではなく
最悪、糖尿病によって亡くなる方もたくさんいます。

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そんな切り口でも糖分を控えるように進めることはあったでしょうが、
おそらく、この方にとっては死など恐れることはないのでしょう。

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ただセラピストとしすべきことは沢山あったのでしょうが、
それは本日は触れないでいてください。

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いずれにせよ、セラピストとしては、
知っている情報は与えなければなりませんが、
傲慢にセラピスト自身の考えるレールに乗せようとしてはいけない。

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いくつもの情報から、

進む道を選択するのは、患者さん自身でなければならない

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その方自身が選んだ道で、

できる支援を精一杯していくのがセラピストの務めではないのか。

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知ってる道(選択肢)を与え続けていくと、
いずれ我々の望むべきゴールに向かっていることもあれば、
全く正反対のこともあるでしょう。

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しかし、それはその方が望んだ道であって、
その方の幸せの在り方かもしれません。

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『疾患(状態)を診ず、人を診る』

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改めて気づかされた講演内容でした。

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来年の学術大会、
大阪開催が今から楽しみです。

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では最後までお読みいただきありがとうございました。

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国際統合リハビリテーション協会
関西支部副代表
作業療法士
壷内慎也